小金井でアートスペース「モグラグガレージ」を運営している
太田素子さん(オーナー)、沖冲.さん(ディレクター)
にお話を伺いました。
モグラグガレージのはじまりは、
作家として制作場所がある住居を探していた
太田さんらが1階にガレージがある物件と出会ったことでした。
はじめは当初の目的通りに1階で制作をしていました。
通りに面したガレージで制作をしていると、
近所の人などに見られるようになります。
そこから場を介したコミュニケーションの可能性を感じ、
作品を提示する場所へと変化させていったそうです。
はじめはガレージそのままに使いながら、
やがて白い壁も立てるようになった頃から
「モグラグガレージ」の活動として本格化していきます。
(いまも床はガレージそのまま)
あえて「ギャラリー」と言わず
「ガレージ」と言い続けることには、
単なる展示空間ではなく、ものをつくる側から
発信をすることの可能性を模索しているからだそうです。
あいまいな「おもろいもの」が出会う場所。
面白い人と面白い人が出会う場所として、
作品と作家の距離感が近いというのもモグラグの特徴。
食べて、飲んで、寝れる(!)ギャラリーだそうです。
場所を生かすためにも作家とのコミュニケーションを
重視するいっぽうで(ただでさえ狭いアート業界の)
関心ごとに分かれている「玉」をつなげるようなことをしたい。
お客さんも、毎回気合いを入れてつくっているフライヤーを
片手に都内外から訪れるそうです。
ラジオやUstream、雑誌まで発刊するのは
とにかく間口を広くして入ってきてもらって
作家の世界へどっぷりつかってもらうため。
このガレージというハコからどこまで発信できるか、
ということも考えているそうです。
たとえば
海外にモグラグマガジンを売りこんでいく、
下校中にモグラグに立ち寄っていた小学生が
テレビのインタヴューでモグラグの話をする・・・
太田さんと沖冲.さんのお話から、
何度も登場した「おもろいこと」という言葉、
聞いているこっちも「おもろく」なってくるほどでした。
モグラグは今後もいま以上にエネルギーを発信し続け、
今後も「おもろさ」を突き詰めていくに違いありません!
楽しみです!みなさんもお見逃しなくっ!
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