2011年2月27日日曜日

今週は「小金井で活躍する若者」いがねこの飯田さんと山中さんが登場!!

小金井の110人の想いをつなぐ連続トーク「小金井110人のストーリー」
第10回のゲストはいがねこの飯田剛史さん、山中元さんです。


小金井周辺の大学生が集まって結成された学生サークル「いがねこ」
江戸東京野菜を使った料理コンテストやレシピの企画、
最近では新しいラーメン開発にも取り組まれているそうです。

これまでの活動やその想い、そして
これから思い描く小金井の未来についてお話いただきます。

いがねこ:小金井周辺大学の東京農工大学、東京学芸大学、法政大学、亜細亜大学などの学生が中心となり、「食」を通して小金井まちづくりを行っているサークル。 名前の由来は小金井をひっくり返すような活動をしたいという想いから「いがねこ=井金小」。小金井でおもしろい活動を展開している。http://iganeko.com/

日時|2011年3月4日(金)19:30-21:00
* 一部、チラシ等への掲載情報とは日程が変更になっています!
参加費|無料 定員|15名
会場|小金井アートスポット シャトー2F
(小金井市本町6-5-3 シャトー小金井2階)
http://chateau2f.blogspot.com/p/f-f-jr-jr.html

申込方法|以下のオンラインフォームよりお申込ください。
http://bit.ly/koganei110

ブログ|http://koganei-story.blogspot.com/
ツイッター|http://twitter.com/koganei110

2011年2月19日土曜日

【第9回開催報告】小金井の名店 下村幸枝さん(2/19)

小金井110人のストーリー第9回目は
和菓子屋三陽の女将、下村幸枝さんにお話を伺いました。



もともと三陽一店舗目は目黒で始まったそうです。
そこに弟子入りをして一人前になれば、
自分のお店を持つという流れだそうです。
下村さんのご主人は世田谷の三陽で13年間
修行されて、小金井にお店を持つことになったそうです。

ご主人との出会いは、人の紹介で
出会って1カ月で結婚を決めたそうです。
決めた理由は、ご主人の手を見たときに
まめがいっぱいできていて、これほどまで
努力する人なら安心だと思ったことだそうです。

愛知のご出身である下村さんは、結婚を機に小金井へ移り、
店をはじめた当初は、まわりをみる余裕すらなかっと言います。
それはお店が忙しくて、はじめて現在まで40年ずっとだそうです。

お店で一番の人気商品の麩まんじゅう
誕生の理由は材料屋さんにお麩を紹介されたことだそうです。
そもそもまんじゅうはふかして作るものですが、
麩まんじゅうはゆでて作られています。

作った当初は中からあんこが出てきてしまったり、
食感がよくなかったりしたそうですが、
小金井には昔からゆで饅頭を食べる習慣があり、
店一番の人気商品になります。
メディアなどでも積極的に取り上げられ、
今では遠方からも買いにこられています。



そもそも和菓子はとてもデリケートなものなので、
気温が少しでもちがうと、食感が変わってしまうそうです。

また今お店はご主人だけではなく、
息子さんも2代目として活躍されているそうです。
お店を始めた当初は自分たちではじめた店は
自分たちの手で閉めたいと考えていたそうですが、
今では2代目として頼もしい存在になっているといいます。

毎日ご主人と息子さんの作った和菓子を
見ておられる下村さんは、
見ただけでどちらが作ったものか見分けれるとか。
また今日のできがいい悪いも一瞬でわかるそうです。

40年間お店の切り盛りを休みなくされてきた下村さんですが、
お子様を3人も育てられています。
自分たちだけではなく、地域の方々にも助けられながら
成長していったといいます。

また子育てにはモットーがあって、
男の子には腹いっぱい、女の子には胸いっぱいです。
料理を出すときは常に温かいものを出すように心がけているそうです。
またお店のアルバイトの方々や職場体験にきた地元の中学生にも、
温かいお昼をごちそうしているそうです。



40年間お店を続けていると、
親の付き添いでお店に来ていた子供が
大きくなって自分の子供のために
和菓子を買いに来ることもあるそうです。

そもそも和菓子は、初節句やお彼岸、結納など
人の節目には欠かせないものだといいます。

またお店にこなくとも、
店に来たことがある人が外を歩いているを見ると、
機嫌や体調がわかるそうになったそうです。
40年間続けて、「今が一番大事なとき」を
モットーに続けてこられているそうです。

お話を伺って、
下村さんが地域のお母さんであると強く感じました。
お店の中だけではなく、地域にも目を配っていて、
それが三陽というお店が40年間愛され続けている理由だと思いました。
下村さん、ありがとございました!






2011年2月4日金曜日

次回は「小金井で歴史を刻む名店」三陽の女将 下村幸枝さんですっ!

小金井の110人の想いをつなぐ連続トーク「小金井110人のストーリー」
第9回のゲストは和菓子屋三陽の女将、下村幸枝さんです。


小金井市本町に位置する和菓子屋三陽。
なめらかな食感を持った生麩とさっぱりとした
上品な甘さの餡との絶妙な組み合わせで、
店一番の人気商品 麩まんじゅう。

地元住民だけではなく、遠方からも買いに訪れています。

約40年間小金井にお店を構え切り盛りしている下村さんに、
お店や小金井への想いをお話いただきます。

下村幸枝(和菓子屋三陽)|麩まんじゅうが人気商品の
和菓子屋三陽を40年近く切り盛りする女将。
三陽お店情報:東京都小金井市本町2-9-10
(JR武蔵小金井駅北口徒歩7分)
営業時間:9:00~20:00 定休日:月曜日 

日時|2011年2月19日(土)11:00-12:30
参加費|無料 定員|15名
会場|小金井アートスポット シャトー2F
(小金井市本町6-5-3 シャトー小金井2階)
http://chateau2f.blogspot.com/p/f-f-jr-jr.html

申込方法|以下のオンラインフォームよりお申込ください。
http://bit.ly/koganei110

ブログ|http://koganei-story.blogspot.com/
ツイッター|http://twitter.com/koganei110

2011年2月2日水曜日

【第8回開催報告】小金井でむすぶ新たな輪 伊藤彩さん(2/2)

小金井110人のストーリー第8回目は
はけのおいしい朝市プロデューサー、伊藤彩さんにお話を伺いました。
http://hakeichi.exblog.jp/


もともと横浜生まれの伊藤さんがなぜ小金井に住むことになったのか、
その偶然かつ運命的な経緯からお話は始まりました。

昔から自分のお店を持ちたいと思っていた伊藤さん。
そこで何のお店にするか考えたときに
来たお客様に一定時間楽しんでいただけるようなお店がいいと思い、
飲食店にすることを決めます。
そのためには料理ができなくてはいけないと思い、調理師免許を取ることに。
その後さまざまな飲食店で経験を積み、お店の経営にも興味を持ち始めます。

ここで2回目のゲストanythingの西村さんと偶然の出会いが。
ちょうどその時西村さんはTシャツ塾というレクチャーを行っており、
それに参加した伊藤さんはanythingという会社のおもしろさに夢中になります。
はじめはインターンとして関わり始め、広島などの地方へもTシャツを売りにいったそうです。
そうしているうちにたまたま当時anythingが入っていた両国にある事務所の下の
テナントがあいて、お店をやらないかと誘われます。
しかしanything自体も事務所を移転する時期と重なり、移転先でお店を開くことに。

そして事務所の移転先を探し始めます。
まずは、それまでなじみのあった東京の西側の吉祥寺や国分寺あたりで探します。
しかし自分たちの思う物件が見つからず、何となくたどり着いた小金井で
一目ぼれの物件に出会います。
それが今anythingの入っている物件です。
そこで伊藤さんはおむすび屋を始めることに。



おむすび屋のある場所は住宅街の中にあって、
子供から老人までさまざまな年代の方が訪れていたそうです。
そこで地域の方々とのコミュニケーションや
お店の周りにある野川や武蔵野公園といったはけエリアの
良さを感じ始めます。

そしておむすび屋にきた方々にコーヒーも出してほしいと言われます。
専門ではない中途半端な商品を出したくなかった伊藤さんですが、
おいしいコーヒーが飲めて、おにぎりも食べられると最高じゃないかと思い、
知り合いの出茶屋の鶴巻さんに相談することに。
すると普段クールな鶴巻さんも良い案だと賛同し、いろいろなお店の方々も
巻き込んでいくこになります。

その流れではけのおいしい朝市のコンセプトが生まれてきます。
日曜日の朝の時間を有効活用しつつ、
小金井を知らない人達にも小金井の良さを知ってもらう機会にしたいと
いうのが朝市になった理由だそうです。
そのためには小金井へ行きたいと思うようなイベントにしなければならず、
朝市に出す商品や場所づくりなどのクオリティーはぜったい下げないようにしているそうです。



そして沖縄へ朝市を出張したときに
沖縄の市の人の多さに驚いたそうです。
それは沖縄の情報網が細かく、情報が島の隅々まで届いているからだとか。
東京でもこのような別のあり方を考えなくてはいけないと感じたそうです。

また朝市で大事にしているのは参加者の共感だそうです。
はけという土地の良さをもっと知ってもらいたい、守りたいという
共通の想いを運営している側と参加者の間で共有されているそうです。
同じ想いを持ってそれぞれの役割で活動していくことが、
小金井をもっとよくしていくことに繋がるのではないかと考えられているそうです。

トークの後は伊藤さん手作りのおむすびをふるまっていただき、
参加者の方々と交流しました。


伊藤さん、ありがとうございました!

【第7回開催報告】小金井から活躍するアーティスト 尾引浩志さん(1/28)

第7回アートフル・ジャック!スペシャル
ゲストはホーメイ、口琴、イギル演奏家の
尾引浩志さんです。
http://www.vions.jp/

尾引さんは小金井生まれ、小金井育ち。
ちょっとだけ都内に住んでいた時期もありましたが
また小金井に戻ってきて20年近く経つそうです。

おじいちゃんの代に栃木から小金井へ。
おじいさんの代からの尾引石材店は、
今もおじさんが引き継いで続いています。
小さい頃は、そのおじさんと
よく遊んでもらっていたそうです。

ホーメイや口琴に出会ったのは14〜5年前くらいのこと。
中学校でギターをはじめて、ずっとバンドを続けていたそうです。
でも、ギターは自分で歌うために必要だった程度で、ボーカルがメイン。
バンドをやろうとしても、音楽性がブームに乗ったものではなかったため、
なかなかメンバーが見つからず、一人でやることも。

バンドを変えつつも、自分が歌える状態をつくっていくことから、
大学に入って次第にオリジナル曲もはじめたそうです。
卒業後もバイトをしながら、自分で曲をつくり、歌詞を書き、
「このまま続けて、このまま終わるのかな」と考え始めた時期に
ホーメイに出会ったそうです。

きっかけはヒカシューの巻上公一さんの
ボイスパフォーマンスのワークショップ。
練習の仕方も教えてもらい、ほかにも口琴も始め、
どんどん「倍音」の世界にのめりこんでいったそうです。

当時のバンドにも取りこんでいったそうですが、
なかなか受け入れてもらえず、やがて「倍音好き」の4人を集めた
バンド「倍音s」を始めます。

その4人でホーメイの本場のトゥバへ行ったそうです。
一人ではそこまで勇気はなかったかもしれないけど、
仲間がいたから一緒に行こうという気持ちになれた。
現地ではお祭りやコンテストに出場させてもらったりしたそうです。

4人ではじまった倍音sは、次第にメンバーが減り始め、
現在は尾引さん一人になっています。バンドがないと音楽はできない、と
思っていた考えも、一人で活動するミュージシャンとも出会いも増えてくるなかで変化し、一人で旅をしながら、演奏をするというスタイルを始めたそうです。

倍音sでセッションの面白さにも気がついていた尾引さんは、
NHK教育テレビの番組「あいのてさん」に参加することになります。
鍵盤楽器が中心の野村誠さん、打楽器を使う片岡祐介さん、そして、声の尾引さん。赤、青、黄色の衣装に身を包んだ「音の精=あいのてさん」は
日常にある様々なものを使って音を出して音楽にしていきます。

テレビ番組は1年ほどで終わってしまいましたが、
いまも、あいのてさんは自主的に番組をつくり、
全国で演奏を行っています。

この、あいのてさん、
今後10年間は小金井を重点強化地域にしていくそうです。
どこか一ヶ所に腰をすえて、続けていく面白さがあるんではないかと
考え始めたのをきっかけに、尾引さんの住む小金井に決まったそうです。

10年の期間は尾引さんの息子さんが
来年小学校に入学することから、小学校6年、
中学校3年という成長と共に、あいのてさんも成長していくのが
面白いんじゃないかと考えたそうです。

近い予定では今年9月にあいのてさん祭りが
小金井で開催されるそうです。

これからの展開にも目が離せませんね!