2011年2月2日水曜日

【第8回開催報告】小金井でむすぶ新たな輪 伊藤彩さん(2/2)

小金井110人のストーリー第8回目は
はけのおいしい朝市プロデューサー、伊藤彩さんにお話を伺いました。
http://hakeichi.exblog.jp/


もともと横浜生まれの伊藤さんがなぜ小金井に住むことになったのか、
その偶然かつ運命的な経緯からお話は始まりました。

昔から自分のお店を持ちたいと思っていた伊藤さん。
そこで何のお店にするか考えたときに
来たお客様に一定時間楽しんでいただけるようなお店がいいと思い、
飲食店にすることを決めます。
そのためには料理ができなくてはいけないと思い、調理師免許を取ることに。
その後さまざまな飲食店で経験を積み、お店の経営にも興味を持ち始めます。

ここで2回目のゲストanythingの西村さんと偶然の出会いが。
ちょうどその時西村さんはTシャツ塾というレクチャーを行っており、
それに参加した伊藤さんはanythingという会社のおもしろさに夢中になります。
はじめはインターンとして関わり始め、広島などの地方へもTシャツを売りにいったそうです。
そうしているうちにたまたま当時anythingが入っていた両国にある事務所の下の
テナントがあいて、お店をやらないかと誘われます。
しかしanything自体も事務所を移転する時期と重なり、移転先でお店を開くことに。

そして事務所の移転先を探し始めます。
まずは、それまでなじみのあった東京の西側の吉祥寺や国分寺あたりで探します。
しかし自分たちの思う物件が見つからず、何となくたどり着いた小金井で
一目ぼれの物件に出会います。
それが今anythingの入っている物件です。
そこで伊藤さんはおむすび屋を始めることに。



おむすび屋のある場所は住宅街の中にあって、
子供から老人までさまざまな年代の方が訪れていたそうです。
そこで地域の方々とのコミュニケーションや
お店の周りにある野川や武蔵野公園といったはけエリアの
良さを感じ始めます。

そしておむすび屋にきた方々にコーヒーも出してほしいと言われます。
専門ではない中途半端な商品を出したくなかった伊藤さんですが、
おいしいコーヒーが飲めて、おにぎりも食べられると最高じゃないかと思い、
知り合いの出茶屋の鶴巻さんに相談することに。
すると普段クールな鶴巻さんも良い案だと賛同し、いろいろなお店の方々も
巻き込んでいくこになります。

その流れではけのおいしい朝市のコンセプトが生まれてきます。
日曜日の朝の時間を有効活用しつつ、
小金井を知らない人達にも小金井の良さを知ってもらう機会にしたいと
いうのが朝市になった理由だそうです。
そのためには小金井へ行きたいと思うようなイベントにしなければならず、
朝市に出す商品や場所づくりなどのクオリティーはぜったい下げないようにしているそうです。



そして沖縄へ朝市を出張したときに
沖縄の市の人の多さに驚いたそうです。
それは沖縄の情報網が細かく、情報が島の隅々まで届いているからだとか。
東京でもこのような別のあり方を考えなくてはいけないと感じたそうです。

また朝市で大事にしているのは参加者の共感だそうです。
はけという土地の良さをもっと知ってもらいたい、守りたいという
共通の想いを運営している側と参加者の間で共有されているそうです。
同じ想いを持ってそれぞれの役割で活動していくことが、
小金井をもっとよくしていくことに繋がるのではないかと考えられているそうです。

トークの後は伊藤さん手作りのおむすびをふるまっていただき、
参加者の方々と交流しました。


伊藤さん、ありがとうございました!

0 件のコメント:

コメントを投稿