2011年2月2日水曜日

【第7回開催報告】小金井から活躍するアーティスト 尾引浩志さん(1/28)

第7回アートフル・ジャック!スペシャル
ゲストはホーメイ、口琴、イギル演奏家の
尾引浩志さんです。
http://www.vions.jp/

尾引さんは小金井生まれ、小金井育ち。
ちょっとだけ都内に住んでいた時期もありましたが
また小金井に戻ってきて20年近く経つそうです。

おじいちゃんの代に栃木から小金井へ。
おじいさんの代からの尾引石材店は、
今もおじさんが引き継いで続いています。
小さい頃は、そのおじさんと
よく遊んでもらっていたそうです。

ホーメイや口琴に出会ったのは14〜5年前くらいのこと。
中学校でギターをはじめて、ずっとバンドを続けていたそうです。
でも、ギターは自分で歌うために必要だった程度で、ボーカルがメイン。
バンドをやろうとしても、音楽性がブームに乗ったものではなかったため、
なかなかメンバーが見つからず、一人でやることも。

バンドを変えつつも、自分が歌える状態をつくっていくことから、
大学に入って次第にオリジナル曲もはじめたそうです。
卒業後もバイトをしながら、自分で曲をつくり、歌詞を書き、
「このまま続けて、このまま終わるのかな」と考え始めた時期に
ホーメイに出会ったそうです。

きっかけはヒカシューの巻上公一さんの
ボイスパフォーマンスのワークショップ。
練習の仕方も教えてもらい、ほかにも口琴も始め、
どんどん「倍音」の世界にのめりこんでいったそうです。

当時のバンドにも取りこんでいったそうですが、
なかなか受け入れてもらえず、やがて「倍音好き」の4人を集めた
バンド「倍音s」を始めます。

その4人でホーメイの本場のトゥバへ行ったそうです。
一人ではそこまで勇気はなかったかもしれないけど、
仲間がいたから一緒に行こうという気持ちになれた。
現地ではお祭りやコンテストに出場させてもらったりしたそうです。

4人ではじまった倍音sは、次第にメンバーが減り始め、
現在は尾引さん一人になっています。バンドがないと音楽はできない、と
思っていた考えも、一人で活動するミュージシャンとも出会いも増えてくるなかで変化し、一人で旅をしながら、演奏をするというスタイルを始めたそうです。

倍音sでセッションの面白さにも気がついていた尾引さんは、
NHK教育テレビの番組「あいのてさん」に参加することになります。
鍵盤楽器が中心の野村誠さん、打楽器を使う片岡祐介さん、そして、声の尾引さん。赤、青、黄色の衣装に身を包んだ「音の精=あいのてさん」は
日常にある様々なものを使って音を出して音楽にしていきます。

テレビ番組は1年ほどで終わってしまいましたが、
いまも、あいのてさんは自主的に番組をつくり、
全国で演奏を行っています。

この、あいのてさん、
今後10年間は小金井を重点強化地域にしていくそうです。
どこか一ヶ所に腰をすえて、続けていく面白さがあるんではないかと
考え始めたのをきっかけに、尾引さんの住む小金井に決まったそうです。

10年の期間は尾引さんの息子さんが
来年小学校に入学することから、小学校6年、
中学校3年という成長と共に、あいのてさんも成長していくのが
面白いんじゃないかと考えたそうです。

近い予定では今年9月にあいのてさん祭りが
小金井で開催されるそうです。

これからの展開にも目が離せませんね!

0 件のコメント:

コメントを投稿